もしかして...

今日の夕方暗くなってからアイボーといつものように近所のスーパーへ買い物に行く．最近，食欲がなかったり，口内炎ができまくったり，夜よく眠れなくてげっそりしていたからなのだろうか，レジのところにおいてあった「体力満々」かなんかいうDHCかなにかの精力増進系のサプリメントをみてアイボーが「これ飲んだら？」とか言うので，「マカってほんとにきくわけ？」などとバカな会話．さらには，レジを通ろうとして，「あ財布に2000円しかないどうしよう」とか間抜けな会話．

そうして，いざお金を払って「どうもありがとうございました〜」で終わるはずのところで，レジをうっていた店員の若い男性が，ぼくにむかって，「あのー，あのー」という．何だろうと不審に思って「はい？」と返事をすると「数学IIの演習の先生...?」

レジの男性は，僕が受け持っているクラスの学生だったのでした．まさかうちの近所でレジうちのバイトをしているなんて思わないからびっくりした．実習生の腕章をしていて，あれ新しいアルバイトかなとは思ったんだけど．アイボーがいうには，「マカってほんとうにきくわけ？」のあたりからレジの彼は僕の方をしきりにじろじろ見ていたらしい．全然気づかなかった．恥ずかしいなあ．

世の中狭い．悪いことはできません．

ぷちりにゅーある

趣味のページをプチリニューアル．日本を離れた後しばらくは続けてたけどドイツに移ったあたりから全然やらなくなってしまって，ここ1年ほどはサーバーも死んでいたのを復活させただけなんだけど．今後はリュートに力を入れていければいいなぁ...........と思うけど，人生で音楽に費やせる時間は今後しばらくの間減少するばかりだろうから，力を入れる，どころじゃないかも．

最近買ったソニーの録音機PCM-M10はかなり良好．少なくとも，MDとかヴォイスレコーダーにマイクをつないで録音していたものに比べると格段に音が良くなった.... 中身は伴ってないけど... orz

育てること

あれよあれよという間に，総理大臣が辞めると言い出してしまった．支持率の低さ，不支持率の高さを考えると致し方ないようにも思う．なにしろ，就任時の支持率・不支持率とくらべると両者がちょうど逆転したような格好になってしまったのだから．

しかし，人々はなぜ鳩山を支持しない，不支持だとするのだろうか？その原因は，外部的に観察すれば，明らかに基地問題にまつわるさまざまなグダグダにあるだろうと推測するのはたやすい．しかし，問題はその点にあるのではない．基地問題でぐだぐだになったからといってなぜ不支持になるのかという事である．

続きを読む

やっぱり

今まで自分でそれほど意識したことはなかったけど，古典派以前の音楽の中では1600年近辺のイタリアの音楽が他に比べて極めて著しく好きな自分を再発見．カッチーニ，モンテヴェルディ... それをやっているというだけで，無限に楽しい．

ミニ家庭菜園

最近，近所のホームセンターでいろいろと仕入れてミニ家庭菜園を企画中．

左奥からオレガノ，ルッコラ，手前左からエゴマ（発芽待ち），バジル，セージ，タイム，様々のサラダ野菜，スペアミント，ペパーミント，最も手前がローズマリー．

さらにズッキーニ，パセリ．

川崎市多摩区はイナカなので，ズッキーニとか買おうとすると高いから自分で作ってしまおうというアイデアである．ハーブも，生のものを買うのは難しいし，第一高い．エゴマに至っては我が家の近辺では見かけた事すらないのである．ズッキーニは，ホームセンターで買った苗がすでにうどん粉病にかかっていた．

殺菌の薬剤を撒いたけど，元気に育ってくれるかどうか．それとは対照的に，ミントはものすごく元気で，仁義なき縄張り争いを演じている．

聞くところによると，ミントは雑草並みに繁殖力が強いとか．そのわりに，生のミント，スーパーで買うと高いのはなぜだろう...

チダイの香草焼き

ここのところ、うちの近所のスーパーにチダイが安くあらわれるようになった。この間は塩焼きにしたが、今日はイタリア風に香草焼き。スズキでやったときの記事 が昔あるけど、基本的にはこれと同じレシピである。今回は、オーブンで仕上げずに、ドイツから去るときに買ってきたルクルゼの浅いキャセロールで焼いて、火が通ったところで蒸し焼き（ごく弱火→火を止める）にして仕上げる。最近ベランダにプランターを導入して育てている各種ハーブを使ってフレッシュハーブであっさりとしたできばえになった。

かぜひいて

喉が痛すぎる... 季節の変わり目にはめっぽう弱い。

新しいこと

伸び悩んでいると感じるときは、今までやってきたことの繰り返しの中にもうのびしろがないということなんだろう。でもそれが自分の限界だとあきらめてしまってはそれが本当の限界になってしまう。

若いうちは、放っておいても新しい環境におかれる。学校を卒業してまた新しい仲間に出会うとか、そういうことがいろいろと、言ってみればあらかじめ準備されている。でも、ある程度の年齢になると、本当に今まで経験したことのないことが新たにおこるということの方が珍しくなってくる。

だから、大人になったら、自分がこれからさきどうなりたいのかを自分に問いかけ、そのために何をすれば良いのかを自分で答えなければならないのだろう。自分がさらに成長するための伸びしろを確保するためには、それがどんなに小さいことであっても、今までやってみたかった新しいことをしてみる必要がありそうだ。

幻想の家族

選択的夫婦別姓を推進する民主党が政権を取ってにわかに日本における法的夫婦別氏の可能性が増してきたといわれる。もちろん、これを法案として政府が国会に提出できるかどうかもまだ不透明ではある。これに関してNHKが放送した特集番組を見た。知識として知っているつもりではあったが、この選択的夫婦別姓に反対する人々の訴える理屈に、改めて社会の病理をみたような気持ちがする。

曰く、夫婦別姓を許してしまえば日本が伝統的に立脚してきた夫婦同姓による家族の一体感が失われ、家族崩壊を招くというのである。申し訳ないが、ここには少なくとも3つの誤解と誤謬がある。

続きを読む

うまれもったもの

器用貧乏である。体を動かすこととか、整理整頓とか、人物や植物の名前を覚えるとか、からっきしだめなこともいっぱいあるけれど、できることもいくつか、まあそれなりに少なからずある。でも、それなりはそれなりである。それなりにできるということは、全然できないということとたいして変わりない。

世の中には、天才がいる。天才は、はじめから物事のやり方を知っている人たちだ。しかし、世の優れた人々のほとんどは天才ではないらしい。どうやら、彼らは努力して上手になる才能を持った人たちである。努力によって自分を育てる能力があるのである。

器用貧乏な人間は、努力して上手になる才能がない。あるいは、正しい努力の仕方を知らない。だから、もっと良くなりたいと思って努力しても、たいして成果は上がらない。一つのことがある程度よりも上手にできないと嫌になって別のことに逃げ込む。その別のことはそれなりにできるから、はじめはそれがうれしくて気がまぎれる。しかしやっているうちにそれもある程度以上は上手にならないと知る。そして嫌になってまた別のことに逃げ込む。あるいはそれはそれでそれなりに上達しているのかもしれないが、努力する才能を持った人に比べると微々たる上達であるし、努力を差し向ける先が分散するから、一つ一つの物事を見るとちょびっとしか進歩できない。そうやって、無為に時間を過ごして、何事も成し遂げられない。あるいは、全然できてないのに自分はあれとこれとこれができるとたんに思い込んでいるだけなのかもしれない。それが器用貧乏である。